関根 潤さん|生産者の声|農作物紹介 鏡石町[福島県]

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生産者の声

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"循環"する農業を目指していきたい

2017年11月27日:関根 潤さん

農家を始められた経緯を教えてください

もともと祖父の代で農業をしていたのですが、両親は公務員でしたので必ずしも農業を継がなければならない環境ではありませんでした。
つい最近まで地元を離れて東京で生活をしており、東京では塾の講師をしながらアーティストとして音楽活動をしていました。

東京から戻るきっかけとなった理由は、妹に子どもができたことです。
震災当時、東京ではネットやSNSで福島は危ないという情報で溢れていたんですね。
そんな中で福島にいる妹に子どもができて、その子どもに安心安全の野菜をちゃんと食べさせたいというのが原点でした。
須賀川市にあるジェイラップという放射能に負けずに頑張っている会社がありまして、そちらの研修制度を使って就農したのが最初です。

今はキュウリを約10アールだけ栽培しています。
来年からは周りの農家さんに協力していただき、お米もやりたいと思っています。
お米は飼料米としての栽培を考えており、資源という形で養鶏の展開を考えています。

果物・野菜など季節を分けて農作物を栽培する農家さんが増えてきています

そうですね、そういう農家さんは増えてきていると思います。
現在、”循環”をイメージした「くるくるファーム」というプランを立ち上げています。
循環という言葉には様々な意味があり、有機農法であったり経済であったり…年間栽培の収益性も魅力ではあるのですが、稼ぐ農業とはまた違うアプローチをしたいと思っています。
養鶏もそうですが、鶏を飼い、飼料米を作ることで餌を自給し、糞も堆肥にするようなシステム。そして玉子のブランディング。まさに循環ですね。
いまはそこを目指しています。

最近ではパーマカルチャーといって、主に「持続可能な文化」と訳されたりするのですが、そのような文化も勉強しています。
この文化は、いままでの農業とは真逆に位置しているかもしれません。パーマカルチャーは人間中心・農業は食物中心ですからね。
キュウリの栽培にしても環境制御、つまりコンピュータを取り入れて快適な環境を人工的に作り出し、最大の結果を得るといったような方法をとります。
言ってみれば最高効率重視の考え方ですね。
そういった部分にも興味がありまして、環境制御を取り入れて今年のきゅうりは上手くできました。
ずっと農業に携わってきた方は今までの勘というものがあると思いますが、農家になったばかりの自分にはそれがなかったので、測定器を取り入れて、湿度温度管理などはベストな数字を周りの方に教えていただきながら結果を出すことが出来ました。

周りの方の反応はいかがでしたか

農家さんに限らず今までのやり方とは違う手法に変えるということは、経験が染みついている人ほど受け入れるのは難しいと感じていますし、理解しています。
ですが、データとして残していくということも良し悪しを判断する上で非常に大事なことだと思いますし、反省からの再現性という部分を確立することが本当の技術だと思います。

今六次化が言われていますが、ピラミッド型でいうと一次産業は三割ないくらいなんですね。
一次・二次・三次となると三次産業の占める割合が大きい。となるとこれからの農業は六次化は当たり前の時代になって来ると思います。
加工などで自ら商品に付加価値を足していき、発信メディアとしてSNSの利用が大きく関わってくる。
まずは自分がいい見本となり、そこから徐々に広げていければいいなと考えています。
例えば、作った作物を加工して売る。それをご近所さんがわざわざ遠くまで行かなくても買うことが出来るようになるというような流れも、まさに循環だと思っています。

今後チャレンジしていきたいことはありますか

今は良くも悪くも日本中・世界中の関心が福島に向いていますし、実際に協力すると言ってくれている方もいます。
そういった方と一緒に、まずは旗を上げてみようかと考えているところです。

生産者情報

生産者名

:関根 潤

所在地

:鏡石町堀米545-1

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