和田 守央さん|生産者の声|農作物紹介 鏡石町[福島県]

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生産者の声

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農業に誠実に向き合い次の世代へ繋げていきたい

2019年03月12日:和田 守央さん

栽培している品種について教えてください

メインはお米を栽培しています。
今はその他に「玉ねぎ」「ぷちぷよ」(ミニトマト)、冬野菜の「プチヴェール」(ケールと芽キャベツのかけあわせ)。
夏は切り花を育てています。
お米の品種は、メインは「コシヒカリ」その他は「天のつぶ」、もち米の「こがねもち」です。
昨年から「里山のつぶ」も作り始めました。

栽培している環境について教えてください

お米は以前より面積を半分に減らしまして12ヘクタール、野菜は1ヘクタールくらいでしょうか。
農家は私で4代目になりました。
元々は福島市の伊達で養蚕をしていたそうなのですが、祖父の代に矢吹の土地開墾にあわせて鏡石へ来たと聞いています。
父も私も、鏡石で生まれ育ちました。
私が就農したのは24歳の時だったのですが、実際なにから始めればよいのか分かりませんでした。
高校生の時は父を手伝っている感覚でしたので、農業ということにあまり実感は湧いていなかったように思います。
実際に自分が農業に手をかけてみると、栽培している作物の成長の変化を掴みながら対処しなければいけない、それが難しいですね。
お米に関しては、5年程かかってやっと理解し始めたかなと思います。

栽培する楽しみ・喜びはありますか

手をかけて作ったものがうまく育った時、収穫量も多くとれた時は嬉しいです。
そして、それがお客様の手に渡った時が一番の達成感ですね。
「おいしい」と言って食べてもらうのが、単純ですが深い部分の醍醐味です。
私の代から「ぷちぷよ」というミニトマトを栽培しているのですが、私の子供がまだ歩き始めた頃この「ぷちぷよ」食べておいしいと言ってくれた事がありました。ここから農業というものに本腰が入ったように思います。
子供って、自分がおいしいなと思ったものについてはとことん食べますよね。
それを見て、子供にも安心して食べられるものを作りたいな、そんな作り方がしたいなと思いました。

今後について、思っていることはありますか

今は父と2人で農業をしていますが、地域ではやはり父の方が顔が広いです。
ですが、発想と行動力では私は父に負けていないと思っています(笑)
農家としてこうでなければいけないという固定観念に縛られず、自分なりのオリジナリティを出していきたいですね。
私たちがきちんとしたものを作って、それを子どもたちが食べて、次の世代が育っていく。
和田農園の看板にも書いてある「おいしいもので 笑顔に」。
この言葉を農産物を作るうえで大事にしています。
単純で根源的なだけに、本当に美味しいものを作るため、農業に誠実に向き合いながらやらないと成せないことで、その結果が、お客様や子供たちが美味しいと喜んでくれるものだと信じています。

和田 守央さんの特別栽培米コシヒカリ成長記録吹き出し

生産者情報

生産者名

:和田 守央

所在地

:鏡石町五斗蒔町222

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