加藤 己未男さん|生産者の声|農作物紹介 鏡石町[福島県]

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生産者の声

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福島は、蜜入りリンゴ発祥の地 温度が低い鏡石町だからこそおいしい

2014年03月24日:加藤 己未男さん

生産品の特徴・品種や売りを教えてください。

生産しているの品種は、主に『ふじ』です。
鏡石町は、福島県中通り地区の中では温度が低いため密の入りがとてもいいのですが、土壌のせいか果肉が固めです。歯ごたえがあるため、それが良いと言っていただけたりしています。
わたしの農場では、他所の農家さんで行っている色を出すための肥やしを使用せずに、反射シートを使っていることが関係しているのかもしれませんね。
色はあまり良くありませんが、酸味と糖度がバランスよく出来上がることが売りです。
いまは、色が良くて色が良いものにしたいと日々研究を重ねています。
ただ、良い品種は木が弱いんですよね…悩みはつきません。

栽培に関しての苦労や喜び、そしてこだわりを教えてください。

いま、どうしても人手が足りません。リンゴの栽培は花摘み、葉取りなど収穫までの手間が多いので、人手がどうしても必要になります。
また台風、高温による影響により、出荷できなくなる苦労はかなり大きいですね。近年だと温暖化による害虫の発生も多く、虫食いによる木の劣化がみられるのです。
ただ、このところ嬉しい出来事もあります。
現在、県外を含めて本当に遠方から買いに来てくれるお客さまも年々増えてきているのですよ。

どのような食べ方が一番美味しいですか?また見分け方を教えてください。

ポイントは「重さ」と「お尻」です。
お尻部分を陽にかざしてみてください。飴色に透けて見えたら、蜜が多くて美味しいリンゴです。

最後に、みなさまへメッセージをお願いします。

震災による風評被害はありましたが、震災の年、りんごの実が大きくなる8月から11月まで4回放射線量測定検査を行ないましたが、規定値を越えたことは一度もありません。
この放射線量測定検査は毎年行なっていますが、今まで一度も規定値を越えた事はありません。
数字上でも、もちろん品質でも、安心して食べていただけるリンゴを生産しています。
蜜入りりんご発祥の地である福島のりんごを、まずは食べていただければ嬉しいと思っています。

生産者情報

生産者名

:加藤 己未男

所在地

:鏡石町

生産者団体名

:JAすかがわ岩瀬農業協同組合

所属組合

:果樹協議会鏡石支部 支部長

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