遠藤 昭栄さん｜生産者の声｜農作物紹介 鏡石町[福島県]

私の代から生産を始めて22年目、栽培しているのは、すべてとちおとめです。
とちおとめは、日照量によって色が黒ずみやすくなりますが、実が大きくなることと糖度が高いのが特徴です。ハウス内に赤いライトが吊るしてあるでしょう？これはLEDなのですが、赤いLEDは炭酸同化作用を促す効果があります。
成長を促す波長がでているため、いちごの株は、真冬でも春に近いような刺激を受けるのです。

近年は温暖化ということで、夏にすごく温度があがりますね。
そのために、いちごの株が枯れてくる炭疽病が増えてしまい、いちご農家のみなさんは苗を確保するのに苦労しています。
いちごは他の作物よりもお客さまが味に敏感になる作物なので、一番の喜びは「美味しかったよ」と声をかけてもらえること。
このときが一番やりがいを感じます。

栽培した作物を、市場やスーパーに持って行き直販という形での販売はしているのですが、そこに一工夫を加えて「６次化」と言われているような、違った形でお客さまに提供していきたいと思っています。
具体的に言えば、農家レストランというような方向もありますね。

一生懸命にいろいろなことを頑張っている農家さんは全国にたくさんいます。
同じように、鏡石町にも一生懸命頑張っている農家さんがたくさんいます。
農家さんがつくった美味しいものを、消費してもらうことで応援していただければと思います。